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キッチンカーは儲かる?気になる収支の実態から成功の秘訣まで大公開!

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この記事を書いている人

あいあんクック社長 竹内 晋

平成3年創業、キッチンカーのパイオニアあいあんクック(AIAN COOK)社長

創業以来これまで1000台超えるキッチンカーを手掛けてきた竹内。
キッチンカーの制作販売だけでなく自らのたこ焼きのキッチンカーで得た経営のノウハウを活かし、多くのキッチンカーオーナーの開業支援も行ってきました。
決して甘くないキッチンカーの独立開業に役立つ情報を、少し厳しい言葉もありつつ愛をもって、
これからキッチンカーでの開業を考えている方、既にキッチンカーを営業されている方のお役に立てる情報を発信していきます。

目次

「キッチンカーって儲かるの?」と気になっているあなたへ。この記事では、キッチンカービジネスの実態について、成功例だけでなく、失敗例も交えながら、収支の実態を具体的に解説します。儲かるかどうかを左右する要因を徹底的に分析し、売上アップの秘訣や、開業前に知っておくべき注意点まで、成功するために必要な情報を網羅しました。この記事を読めば、キッチンカー開業の夢を叶えるための具体的なイメージが湧き、成功への道筋が見えてくるはずです。

1. キッチンカービジネスの現状

近年、テレビや雑誌で取り上げられる機会も増え、人気が高まっているキッチンカービジネス。
お客様の角度からキッチンカーを見ると、行列もできてるし次から次へと、商品を受け渡してる様は、「儲かってるなあ」と見えるようです。

確かに、店舗に比べて、席がないので、回転率はとてもいいです。
滞在することがないし、ランチなどでは30秒から1分以内に商品を受け渡ししてます。

また、集客のある場所を「選んで」出店できるので、売れる場所へ行って売るという、お客様が来店されるのを待つ店舗と比べて来店する場所で店を開けるキッチンカーは、効率が大変良いと思われるでしょう。

確かに、商品が売れれば、儲かると考えても間違いではないですが、販売してみないと、あなたの商品と価格、車、オペレーションなどがその場所にあってるのか、はまるのかはわかりません。

店舗と違い、いつも、そこに店があるわけではないのも、固定のお客様リピーターをつくるのは、とても根気がいることです。
儲かるかと言えば、儲かってる人はいます。が、儲かるお店にするには簡単ではないというのが現実です。

移動販売という自由度の高さや、比較的低資金で開業できるという点から、新規参入者が後を絶ちません。しかし、その一方で、競争の激化や、厳しい regulations の存在など、成功には乗り越えなければならない壁も存在します。

1.1 キッチンカー開業のメリット

キッチンカー開業には、以下のようなメリットがあります。

  • 1.1.1 低い初期費用

    店舗型のお店と比べて、開業資金を抑えることができます。家賃や内装費などのコストがかからないため、初期投資を大幅に削減できます。開業資金が少なく済むため、リスクを抑えたビジネスに挑戦できるという魅力があります。

  • 1.1.2 立地の自由度

    キッチンカー最大のメリットは、場所を選ばずに営業できることです。イベント会場やオフィス街、住宅街など、お客様のニーズに合わせて出店場所を変えられるため、固定店舗よりも多くの顧客にアプローチできます。売上アップの可能性を広げるだけでなく、さまざまな場所で多くの人に商品を届けられるという点も魅力です。

  • 1.1.3 経営の柔軟性

    メニューや営業時間、販売戦略などを柔軟に変更できます。お客様の反応を見ながら、臨機応変に対応することで、売上アップや顧客満足度向上につなげられます。自分のアイデアを活かし、自由なスタイルでビジネスを展開できる点が大きな魅力です。

1.2 キッチンカー開業のデメリット

魅力的な反面、キッチンカー開業にはいくつかのデメリットも存在します。成功するためには、事前にデメリットを理解し、対策を講じることが重要です。

  • 1.2.1 天候に左右される

    キッチンカービジネスは、屋外での営業になるため、天候に大きく左右されます。雨や風、雪などの悪天候時は、売上減のリスクを伴います。集客が難しいだけでなく、食材の仕入れや販売計画にも影響が出る可能性があります。

  • 1.2.2 場所の確保

    キッチンカーで営業するためには、各自治体への許可申請や、出店場所の確保が必要になります。場所によっては、競争が激しかったり、許可を得るのが難しい場合もあります。また、場所代や時間帯によって売上への影響も考慮する必要があります。

  • 1.2.3 厳しい regulations の存在

    キッチンカーは、食品衛生法や道路交通法など、さまざまな法律の規制を受けます。営業許可の取得や、車両の基準を満たすための設備投資など、事前にしっかりと確認しておく必要があります。違反すると営業停止などの処分を受ける可能性もあるため注意が必要です。

キッチンカービジネスは、参入障壁が比較的低い一方で、成功するためには、綿密な計画と戦略、そして、日々の努力が必要です。メリットとデメリットを理解した上で、十分な準備と対策を行うことが重要です。

2. キッチンカーの収支を大公開!

キッチンカーで本当に儲かるのか、気になりますよね。ここでは、キッチンカーの収支の実態を、売上・原価・人件費・その他費用に分けて詳しく解説していきます。成功事例だけでなく、失敗例も交えながら解説することで、より現実的な収支をイメージできるよう努めました。

2.1 売上

キッチンカーの売上は、1日あたり数万円から数十万円と、出店場所、メニュー、曜日、天候など、さまざまな要因によって大きく変動します。繁盛しているキッチンカーでも、日によって売上が大きく異なることは珍しくありません。

2.1.1 売上を左右する要因

  • 出店場所:オフィス街、商業施設、イベント会場など、人の流れが多い場所ほど、売上は大きくなる傾向があります。ランチタイムや夕方の時間帯は特に売上を見込みやすいです。しかし、出店場所によっては、高額な場所代や売上歩合が発生するケースもあるため注意が必要です。
  • メニュー:ターゲット層に合わせた魅力的なメニューを提供することで、売上アップが見込めます。特に、看板メニューとなるような、他のキッチンカーとの差別化を図れる商品があると、集客に有利です。客単価を上げるためには、サイドメニューやドリンクメニューも充実させると良いでしょう。
  • 曜日・時間帯:平日はオフィス街、休日は公園やイベント会場など、曜日や時間帯によって、人の流れが異なります。ターゲット層の行動パターンを分析し、最適な曜日・時間帯に出店することが重要です。
  • 天候:雨天時や猛暑日は、客足が遠のきがちです。天候に左右されやすいビジネスモデルであることを理解しておく必要があります。雨天時対策として、タープやビニールカーテンなどを用意しておくと、売上の減少を多少は抑えられます。
  • SNSでの宣伝:InstagramなどのSNSで、メニューや出店情報を発信することで集客効果が期待できます。写真や動画を使って魅力的に紹介したり、フォロワー限定のクーポンを発行したりするのも効果的です。

例えば、東京都内で人気のあるキッチンカーの場合、ランチタイムのオフィス街に出店すると、1日あたり10万円以上の売上を上げることも可能です。しかし、これはあくまで一例であり、売上を保証するものではありません。

2.2 原価率

キッチンカーの原価率は、一般的に30%〜40%と言われています。原価率を抑えることが、利益を最大化する上で重要となります。

2.2.1 原価を抑えるコツ

  • 仕入れ先の選定:複数の卸売業者を比較検討し、より安価で品質の良い食材を仕入れることが重要です。共同で仕入れを行うことで、より安く仕入れられる場合があります。
  • メニュー価格の見直し:原価高騰時などには、メニュー価格の見直しも検討する必要があります。ただし、値上げは顧客離れに繋がる可能性もあるため、慎重に判断する必要があります。
  • 廃棄ロス削減:食材の適切な発注管理や、売れ残りを減らす工夫をすることで、廃棄ロスを削減できます。予約販売や、日替わりメニューなどを導入するのも効果的です。

2.3 人件費

人件費は、従業員を雇用する場合に発生します。人件費を抑えるためには、オーナー自身が調理や販売を行う、家族経営にするなどの方法があります。ただし、営業時間を拡大したり、複数店舗展開を目指す場合は、従業員の雇用が必要不可欠となります。

2.4 その他費用(開業費用、維持費など)

2.4.1 初期費用

キッチンカー開業には、車両費、厨房設備費、食材費、広告宣伝費など、さまざまな費用がかかります。初期費用を抑えるためには、中古車を利用したり、リース契約を利用したりする方法があります。

項目 費用相場
車両費(中古車) 50万円〜200万円
厨房設備費 30万円〜100万円
食材費(初期仕入れ) 5万円〜20万円
広告宣伝費 3万円〜10万円
その他(許可申請費用、備品など) 10万円〜30万円
合計 98万円〜360万円

※ 上記はあくまでも目安であり、実際の費用は車両や設備の仕様、規模などによって異なります。

2.4.2 ランニングコスト

キッチンカーのランニングコストには、食材費、燃料費、駐車場代、通信費、保険料など、さまざまな費用がかかります。ランニングコストを抑えるためには、燃料効率の良い車両を選ぶ、格安SIMを利用するなどの工夫が必要です。

項目 費用相場
食材費 売上の30%〜40%
燃料費 2万円〜5万円
駐車場代 1万円〜3万円
通信費 1万円〜2万円
保険料 1万円〜3万円
その他(消耗品費、修繕費など) 1万円〜3万円
合計 約8万円〜17万円+食材費

※ 上記はあくまでも目安であり、実際の費用は車両や設備の仕様、営業日数などによって異なります。食材費は売上に応じて変動します。

中小企業庁:資金調達・経営改善では、資金調達や経営改善に関する情報を提供しています。また、日本政策金融公庫では、創業融資制度などの支援策を提供しています。

3. キッチンカーで儲けるための成功の秘訣

キッチンカービジネスで成功を収めるためには、売上アップとコスト削減、そして顧客満足度の向上が欠かせません。ここでは、具体的な成功の秘訣を解説していきます。

3.1 集客戦略

キッチンカー経営において、売上を左右する最も重要な要素の一つが集客です。いかに多くのお客様に来店してもらうかが、成功の鍵を握っています。ここでは、効果的な集客戦略をご紹介します。

3.1.1 SNSを効果的に活用

現代社会において、SNSは情報発信ツールとして非常に強力です。Instagram、Twitter、Facebookなどを活用し、メニューや日替わり情報、出店場所などを発信しましょう。写真や動画を効果的に活用することで、視覚的にアピールできます。また、フォロワー限定のクーポンやキャンペーンを実施することで、顧客とのエンゲージメントを高めることも効果的です。さらに、ハッシュタグを活用することで、潜在顧客へのリーチも期待できます。

3.1.2 イベント出店

地域のお祭りやイベントに出店することで、多くの人々に認知してもらうことができます。イベント情報は、地元の新聞やウェブサイト、自治体の広報誌などで収集しましょう。イベント出店は、短期間で売上を伸ばせるチャンスであると同時に、新規顧客獲得の絶好の機会となります。

3.2 メニュー開発

魅力的なメニューは、お客様を惹きつけ、リピーター獲得に繋がります。ターゲット層や競合を分析し、差別化を意識したメニュー開発が重要です。

3.2.1 ターゲットに合わせたメニュー

誰をターゲットにするのかを明確にすることで、メニュー開発の方向性が定まります。例えば、サラリーマンをターゲットにするなら、ボリューム満点で手軽に食べられるメニューが好まれ、OLや女性客をターゲットにするなら、ヘルシーで見た目も美しいメニューが効果的です。このように、ターゲット層に合わせたメニュー作りが重要です。

3.2.2 看板メニューを作る

お客様の記憶に残るような、看板メニューを開発しましょう。看板メニューは、他のキッチンカーとの差別化を図り、お店の個性を際立たせる役割を果たします。例えば、「こだわりの自家製ローストビーフ丼」や「秘伝のスープが自慢のラーメン」など、他の店では味わえないような、オリジナリティ溢れるメニュー開発を目指しましょう。看板メニューは、SNSやチラシなどで積極的にアピールすることで、集客効果を高めることも可能です。

3.3 出店場所の選定

キッチンカーの売上は、出店場所によって大きく左右されます。人通りの多い場所、ターゲット層と合致する場所など、戦略的な出店場所の選定が重要です。

3.3.1 売上を左右する出店場所選びの重要性

出店場所を選ぶ際には、以下の点を考慮しましょう。

  • 人通り:ランチタイムや夕方の通勤時間帯など、人通りの多い時間帯に、どれだけの人が通行するのかを確認しましょう。通行人の属性も重要な要素です。
  • 周辺環境:オフィス街、商業施設周辺、住宅街など、周辺環境によって客層が異なります。ターゲット層に合った場所を選びましょう。また、競合店の有無も重要な要素です。
  • 許可の取得:出店場所によっては、道路占用許可や営業許可が必要になります。事前に自治体のホームページなどで確認しておきましょう。

3.4 差別化戦略

数多くのキッチンカーが存在する中で、生き残っていくためには、他のキッチンカーとの差別化が不可欠です。独自の強みを打ち出し、顧客に選ばれるお店作りを目指しましょう。

3.4.1 他のキッチンカーとの差別化が重要

差別化戦略としては、以下のようなものが考えられます。

  • 専門店化:特定の料理に特化することで、専門性をアピールします。例えば、「本格ハンバーガー専門店」「こだわりのコーヒー専門店」など、他のキッチンカーとの差別化を図りましょう。専門店化することで、食材や調理方法にもこだわりを持つことができ、顧客満足度の向上に繋がります。
  • 毎週〇曜日に必ず出店して、いつここで買えるという「信用」をつくる。
  • 「回転率」を生み出せるキッチンカーに向いてる「メニュー開発」ができる。
  • 出店情報を常に入ってくるように「横のつながり」アンテナを高く張れる。
  • ここでしか食べれない「独自の味付け」「商品の魅力」をもつ。
  • 悪天候や、暑い夏など気温の変化にあわせた「ニーズ」にあった商品構成ができる。
  • 外環境にあわせた商品の品質管理ができて、ロスを最小限に管理できる。
  • 来店頻度をあげれるサービスの提供、ファサード、看板、ポップなど視認性のセンス。
  • 独自のサービス:無料Wi-Fiを提供したり、ペット同伴可能にしたりするなど、他のキッチンカーにはないサービスを提供することで、顧客満足度を高め、差別化を図ることができます。また、「雨の日サービス」や「タイムサービス」など、特定の条件下で割引や特典を提供するのも効果的です。
  • 地域密着型:地元の食材を使用したり、地域イベントに積極的に参加したりすることで、地域住民に愛されるキッチンカーを目指します。地元密着型の経営は、顧客との距離が近く、温かい雰囲気作りにも繋がります。

4. キッチンカー開業で失敗しないために

キッチンカー開業は、比較的低資金で始められる魅力的なビジネスですが、成功するためには、綿密な準備と計画、そして継続的な努力が必要です。ここでは、開業前に必ず確認しておきたいポイントを紹介します。

4.1 綿密な事業計画

成功の可否を大きく左右するのが、綿密な事業計画です。具体的に、どのようなキッチンカーで、誰に、何を、いくらで販売するのか、しっかりと計画を立てましょう。売上目標や利益目標を設定し、実現可能な計画を立てていきましょう。
中小企業庁:創業・起業

4.2 資金計画

キッチンカーの購入費用や食材費、人件費など、開業資金と運転資金を明確にしておきましょう。自己資金で賄えない場合は、融資制度の利用も検討しましょう。金融機関との交渉をスムーズに行うためにも、しっかりと作成しておくことが重要です。
日本政策金融公庫

4.3 法令遵守

食品衛生法に基づいた営業許可の取得や、道路交通法に基づいた道路使用許可の取得など、必要な手続きをしっかりと行いましょう。無許可営業は法律違反となり、罰則の対象となる可能性があります。
厚生労働省:食品衛生

4.4 情報収集

開業前に、成功事例や失敗事例など、様々な情報を収集しましょう。セミナーやイベントに参加したり、実際にキッチンカーを運営している人に話を聞くことも参考になります。情報収集は、開業後のトラブルを未然に防ぐことにも繋がります。

5. キッチンカー開業で失敗しないために

キッチンカー開業は、比較的低資金で始められる魅力的なビジネスですが、成功するためには、入念な準備と戦略が不可欠です。安易な気持ちで始めると、思わぬ落とし穴にハマり、失敗に終わってしまう可能性もあります。ここでは、キッチンカー開業で失敗しないために注意すべき点をまとめます。

5.1 綿密な事業計画

どんなビジネスでも同じですが、行き当たりばったりではなく、成功に向けた具体的な計画を立てることが重要です。特に、以下のポイントは明確にしましょう。

  • コンセプト:どのような顧客層をターゲットに、どのような料理を提供するのか、明確なコンセプトを定めましょう。ターゲット層のニーズを捉え、他のキッチンカーとの差別化を意識することが重要です。中小企業庁:移動販売で成功するための5つのポイント
  • メニューと価格設定:顧客のニーズや競合店の価格を調査し、魅力的なメニューと適正な価格を設定しましょう。原価率を考慮し、利益を確保できる価格設定が必要です。原価率は一般的に30%以下に抑えることが目標とされますが、提供するメニューや食材費によって変動します。
  • 販売戦略:SNSでの宣伝やイベント出店など、どのような方法で集客を行うか計画しましょう。ターゲット顧客層に効果的な宣伝方法を見つけることが重要です。

5.2 資金計画

開業資金や運転資金など、必要な資金を明確化し、資金調達の計画を立てましょう。自己資金だけでは不足する場合、融資制度の利用も検討しましょう。

  • 開業資金:キッチンカーの購入費や改造費、厨房設備費、食材費、広告宣伝費など、開業までに必要な資金を算出します。開業資金は、車両の種類や状態、設備の新旧などによって大きく異なりますが、数百万円から一千万円を超える場合もあります。
  • 運転資金:開業後、安定した収益を得られるまでにかかる運転資金を確保しておく必要があります。家賃、水道光熱費、人件費、食材費などを考慮し、少なくとも半年から1年分の運転資金は確保しておきましょう。運転資金は、売上や費用構造によって異なり、余裕を持った資金計画が重要です。
  • 資金調達:自己資金に加え、日本政策金融公庫や信用保証協会の融資制度などを活用して、資金調達を行います。融資を受ける場合は、事業計画書の作成や面談などが求められます。

5.3 法令遵守

キッチンカー営業には、食品衛生法や道路交通法など、さまざまな法律や条例を遵守する必要があります。無許可営業は法律違反となり、営業停止や罰金などの処分を受ける可能性があります。必要な許可や届出を事前に確認し、法令遵守を徹底しましょう。

  • 食品衛生責任者:調理師免許の有無にかかわらず、キッチンカーで食品を扱う場合は、営業許可を取得する必要があります。都道府県知事または保健所設置市の市長への申請が必要です。
  • 自動車の登録:キッチンカーとして使用する場合、用途を「貨物」に変更する必要があります。変更手続きは運輸支局で行います。
  • 道路使用許可:道路上で営業を行う場合は、道路占用許可を取得する必要があります。道路の管理者である都道府県または市町村への申請が必要です。
  • 防火対策:火気を使用する場合は、消防法に基づいた設備を備え、定期的な点検を行う必要があります。消防署への届出も必要です。

5.4 情報収集

開業前に、キッチンカービジネスに関する最新情報や成功事例、失敗事例などを収集し、分析しておくことが重要です。セミナーやイベントに参加したり、実際にキッチンカーを運営している人に話を聞いたりして、生の情報を集めましょう。

  • 成功事例:成功しているキッチンカーの事例を研究し、集客方法やメニュー開発、顧客とのコミュニケーションなど、参考になる点を見つけましょう。成功要因を分析することで、自身のビジネスにも応用できるアイデアを得られる可能性があります。
  • 失敗事例:失敗事例から学ぶことも重要です。資金繰りの問題や法律違反、顧客とのトラブルなど、失敗の原因を分析することで、同様の失敗を避けるための教訓を得られます。
  • 業界動向:キッチンカー業界の最新情報やトレンドを把握しておくことも大切です。業界紙や専門サイトなどをチェックしたり、業界団体に加入したりすることで、最新の情報を収集しましょう。
項目 内容
事業計画
  • コンセプト:ターゲット、メニュー、差別化
  • メニューと価格設定:顧客ニーズ、競合調査、原価率考慮
  • 販売戦略:SNS、イベント出店、集客方法
資金計画
  • 開業資金:車両、設備、食材、広告宣伝
  • 運転資金:家賃、光熱費、人件費、食材費
  • 資金調達:自己資金、融資制度
法令遵守
  • 食品衛生責任者:営業許可取得(都道府県知事/保健所設置市の市長)
  • 自動車の登録:用途変更(貨物)
  • 道路使用許可:道路占用許可取得(都道府県/市町村)
  • 防火対策:設備、定期点検、消防署届出
情報収集
  • 成功事例:集客方法、メニュー開発、顧客コミュニケーション
  • 失敗事例:資金繰り、法律違反、顧客トラブル
  • 業界動向:最新情報、トレンド、業界紙、専門サイト、業界団体

これらのポイントを踏まえ、しっかりと準備を進めることで、キッチンカー開業のリスクを減らし、成功の可能性を高めることができます。しかし、どんなに準備万端でも、予想外の事態が発生する可能性もあります。常に状況の変化に対応できる柔軟性と、問題解決能力を身につけることが、キッチンカービジネスで成功するための鍵となります。

6. まとめ

この記事では、「キッチンカーは儲かるのか?」という疑問に対して、キッチンカービジネスの現状や収支の実態、成功の秘訣を紹介しました。
キッチンカーは、低資金で開業できるなどのメリットがある一方、売上や利益を安定させるためには、綿密な事業計画と差別化戦略、集客努力が欠かせません。
成功には、SNSの活用やイベント出店、ターゲットに合わせたメニュー開発など、多角的な戦略が必要となります。
儲かるというよりは、結果が正直にかえってくる。というのが、正確なところと思います。
また、儲けを先に考える人よりも、「損して得とる」タイプの方が、キッチンカーで成功者が多いようです。
この記事を参考に、キッチンカー開業の夢を実現させてください。

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