私がはじめて、たこ焼きを研究したのは
今から、35年前の平成３年です。

本業の中古車販売店の経営がうまく
いかず、悩みながら、藁をもつかむ
思いで、夜な夜な、たこ焼きを売ろう！
と素人が始めたのがはじまりです。

「日銭稼がな」


「くいもんだけはなくならない」


当時、毎日、日銭が入る、飲食店に
あこがれ、でも、お店を出すための
資金のハードルの高さに驚き。


俺でもできる？と思った屋台商売


もちろん、甘いわけなく


挫折、挫折の繰り返し


それでも、今でも覚えてるのは


「お兄ちゃん、うまかったよ」


「次は、いつくるの？」


って、言われた、お客様の一言
に、どれだけ支えられたか。


今も、昔も、キッチンカーオーナーの
継続できる理由は、このお客様の一言
だろうと思います。


たこ焼きを焼き続けてる、加盟店オーナー
も３０年選手が多いです。


地味なメニューとは思いますが、ここまで
長く、経営が続いてるというのは、今の
飲食不況でも、通用するヒントがあるので
はないでしょうか？


私も今は、毎月９日に開催する「クックの日」
のみ、たこ焼きを焼いてますが、来月には
お団子屋さんに誘われて、一般のイベント
にたこ焼きで出店します。


２０年ぶりくらいのイベント出店になります。

あらためて思います。


●　毎日、仕込みして、
●　車に積み込んで
●　出店現場に車で向かい
●　営業スタイルに準備して
●　焼き台に火をつけ
●　商品をつくり
●　お代をいただき
●　また、次のお客様に商品を渡す。


●　営業が終われば、片づけて
●　走行できるように
●　看板をしまい
●　のぼり、タペストリーをたたみ
●　仕分けをして
●　自宅、仕込み場所で洗い物して
●　食材を保管して
●　ゴミを処分して
●　また、次の日の準備をする。


この繰り返しを行うには、覚悟がないと続け
られません。


私も、たこ焼きを焼けることに感謝して
たこ焼きを楽しみにしてくれるお客様に感謝して
また食べたくなる、たこ焼きに魂をこめて
焼きます！