AIAN BLOG
この記事を書いている人
あいあんクック社長 竹内 晋
平成3年創業、キッチンカーのパイオニアあいあんクック(AIAN COOK)社長
創業以来これまで1000台超えるキッチンカーを手掛けてきた竹内。
キッチンカーの制作販売だけでなく自らのたこ焼きのキッチンカーで得た経営のノウハウを活かし、多くのキッチンカーオーナーの開業支援も行ってきました。
決して甘くないキッチンカーの独立開業に役立つ情報を、少し厳しい言葉もありつつ愛をもって、
これからキッチンカーでの開業を考えている方、既にキッチンカーを営業されている方のお役に立てる情報を発信していきます。
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イベント終了時刻が近づき、片付けを始めようとした瞬間に注文が続く。キッチンカーを運営していると、そんな場面があります。
最後まで商品を届けたい気持ちはあるものの、食材の残量、加熱機器の停止、会場の完全撤収時刻などを考えると、すべての注文へ対応できるとは限りません。
今回は、イベント終了間際に起こりやすい6つのあるあるを、具体的な状況、理由、対策の順に紹介します。
閉店まであと10分。最初のお客様へ「まだ大丈夫です」と案内すると、その様子を見た人が続けて並び始めます。一件だけのつもりが、複数件の注文になります。
閉店時刻と注文受付終了時刻を分けておらず、何人まで対応できるかをスタッフで共有していないためです。
一人へ販売できても、その後に並ぶ全員へ同じ条件で提供できるとは限りません。
営業終了時刻とは別に、ラストオーダーの目安を決めます。閉店前は食材、提供時間、待っている人数を確認し、受付可能な注文数をスタッフで共有しましょう。
受付を終了する場合は「本日の注文受付は終了しました」と表示し、口頭案内だけに頼らないことが大切です。
注文が落ち着いたため、トッピングや包材を収納します。その直後に注文が入り、棚や冷蔵設備から再び必要な物を取り出します。
閉店時刻より早く片付けを始め、注文受付と撤収作業を同時に進めているためです。スタッフによって「もう注文は来ない」という判断も異なります。
閉店前に片付けてもよい物と、受付終了まで残す物を分けます。主力商品に必要な食材、容器、会計用品は、最後の注文を渡すまで定位置に残しましょう。
冷蔵・冷凍が必要な食材は、自店の衛生管理方法に従って扱い、出し入れを繰り返さない手順を決めてください。
調理機器の火や電源を止め、清掃を始めた後で温かい商品の注文が入ります。再稼働するか、その商品だけ販売終了とするか迷います。
注文受付終了と機器停止の順番を決めていないためです。会計担当が注文を受けた時点で、調理担当はすでに閉店作業へ入っている場合もあります。
「注文受付終了を確認してから機器を止める」という順番をスタッフで統一します。一部商品のみ早く終了する場合は、売り切れ・販売終了表示を更新してください。
停止後の機器を急いで再稼働すると、清掃用品や周囲の備品が熱源へ近づく可能性があります。安全な状態を確認できない場合は、注文を受けない判断も必要です。
別々のスタッフが同時に注文を受け、二人のお客様へ「残り一食あります」と伝えてしまいます。会計後に商品が一つ足りないことが分かります。
食材の残数と受付済み注文数を別々に管理し、最新の販売可能数が共有されていないためです。
閉店前は食材の種類ごとに残量が少なくなるため、普段より細かな確認が必要になります。
残数が少なくなった商品は、注文を受ける担当者を一人に絞ります。残数表や番号札を使い、会計が完了した時点で一つ減らしましょう。
「食材が一つある」ことと「一食提供できる」ことは同じではありません。容器、トッピング、付け合わせも含めて確認してください。
イベント終了時刻まで注文を受けたものの、調理と受け渡しが終わる頃には主催者が指定する撤収開始時刻を過ぎています。
営業時間だけを確認し、車両を会場から出す完全撤収時刻や、搬出順を把握していないためです。
最後の注文を渡してからも、清掃、給排水処理、積み込み、販売窓の確認などが必要です。
主催者へ、販売終了時刻、火気停止時刻、車両退出時刻を分けて確認します。通常の撤収に必要な時間から逆算し、ラストオーダーを決めましょう。
退出時刻が厳しい会場では、閉店前に調理時間の短い商品だけへ絞る方法もあります。
主力商品がなくなったと思い完売表示を出しますが、撤収中に別の収納から予備の食材や包材が見つかります。
営業前の在庫を複数の収納へ分け、補充した数量を記録していないためです。車内が狭いと、一時的に置いた物の場所を忘れることもあります。
食材と包材の定位置を決め、開店時の数量、補充数、残数を同じ表へ記録します。冷蔵・冷凍品は温度管理に適した場所へまとめ、在庫確認のために長時間外へ出さないようにしましょう。
完売表示を解除して再販売する場合は、残り数量と提供可能時間を確認してから案内してください。
終了時刻が近づいたら、スタッフ間で次の数字を共有します。
感覚だけで「あと少し売れる」と判断せず、提供と撤収に必要な時間を見える形にしましょう。
閉店前の役割も、注文受付、調理、清掃、車外備品の回収に分けると、全員が同時に片付けを始める混乱を防ぎやすくなります。
閉店作業では、食材を戻す場所、清掃用品、給排水、車外備品の収納が一度に動きます。収納場所が決まっていないと、通路が荷物でふさがれ、最後の注文にも対応しにくくなります。
キッチンカー製作では、営業中の調理動線だけでなく、閉店後の清掃と積み込みまで想定することが大切です。既存車両へ棚や機器を追加する際は、走行時の固定や壁内部の配線も確認しましょう。
販売窓や扉が閉まりにくい、照明や機器が不安定といった症状がある場合は、撤収を急いで自己流で直さず、キッチンカー修理を扱う専門家へ相談してください。
キッチンカーの閉店間際は、食材が残っているかだけでなく、調理時間、注文待ち、機器停止、会場退出まで考えて注文を受ける必要があります。
ラストオーダーを決め、販売終了の商品を分かりやすく表示し、最後の一件まで安全に提供できる手順を整えましょう。
移動販売車やキッチンカーに始めるにあたって、
一番大切な開業相談は代表竹内晋がみずからおこなっております。
竹内は、みずからもたこ焼きの移動販売でキッチンカーを始め、
さまざまなキッチンカーを育ててきました。
具体的な開業内容が決まっている方も、まだまだ構想段階の方も、
開業相談にぜひいらしてください。
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